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愛と義のまち米沢エッセイコンテスト 金賞受賞作品一覧
第9回 金賞『母の人としての優しさ』 德沢彩さん(兵庫県)
 私の母は今は専業主婦ですが、それまでは郵便局に勤務していました。私が通っている学校から母の仕事場は歩いて15分程度だったので、時々母の仕事場の隣にあるコンビニで待ち合わせして帰ることがありました。

 ある雨の日、いつも通りコンビニの外で母を待っていました。雨にもかかわらず、郵便局には沢山のお客さんが出入りしていました。すると、中で働いているはずの母がかさをさして郵便局の駐車場に出てくるのが見えました。隣には年配の方がいたので何かなと思って見ていると母は片手に持っていたもう1本のかさを開き、それをその方にさしてあげて、その方が車の中に入るまで濡れないようにしてあげていたのです。母は何もなかったかのように中に戻っていき、また数分後に出てきて違う方にも同じようにしていました。

 少し日が経ってまた一緒に帰る約束をして、その日は私はATMに用があったので中に入って用を済ませて外に出ようとした時、母の顔が見えたので手でも振ろうかなと少し見ていました。母はこちらに気付かず接客をしていました。私はその様子に思わず涙を流しました。とてもにこやかで丁寧に接客をしていたからです。

 あの雨の日だけでなく、毎日変わりなく人に優しく接していることに感動しました。

 人はそれを上辺だけなどと思うかもしれません。しかし、私は家での母も見ているのでそれが偽りでないことはすぐに分かりました。母はいつも私に「口角を上げて笑って人のために何かをしてあげること。一日一善!!」と言います。母の姿を見てその教えがとても大切なことだと理解できました。

 人にそのように接すればその相手だけでなく、その周りも良い気分になるのだと思いました。

 私も4月から社会人。母のようなすてきな大人に近づけるように日々努力をしたいです。