上杉景勝関連の史跡

松岬神社
松岬神社
上杉景勝、上杉鷹山、直江兼続ほか3名が祀られています。
 明治に入り、上杉神社に上杉謙信とともに祀られていた上杉鷹山が松岬神社に分祀されました。大正12年上杉景勝が合祀され、昭和13年、米沢市制施行50周年を記念して、新たに直江兼続、鷹山の師細井平州、重臣竹俣当綱、莅戸善政が配祀されました。

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稽照殿
稽照殿
上杉家の貴重な宝物を収蔵、展示しています。
 上杉神社の宝物殿として刀や甲冑、絵画など約300点が収蔵展示されています。中には国の重要文化財に指定されているものも多々あり、歴史ファンには必見です。
 直江兼続が所用していたといわれている「金小札浅葱糸威二枚胴具足」、いわゆる「愛」の前立の甲冑が展示されています。
 他にも、上杉謙信が所用した鎧の中でも逸品といわれる「色々威腹巻(重要文化財)」や、上杉景勝が所用した「紫糸威伊予札五枚胴具足(日輪の前立て)(県指定文化財)」など、上杉家由来の数多くの宝物を見る事ができます。

稽照殿
御廟所1
上杉家廟所 御廟所2
歴代藩主の廟
上杉謙信をはじめ米沢藩代々の藩主が眠っています。
 上杉景勝が亡くなった元和9年(1623年)より上杉家の御廟所とされました。以後、歴代の藩主が埋葬されてきました。
 明治6年の米沢城解体に伴い、米沢城に安置されていた上杉謙信の遺骸も、明治9年、御廟所へ移されました。
 廟屋は、上杉景勝から7代藩主・上杉宗房までが入母屋造り、8代藩主・上杉重定(藩政を立て直した名君・上杉鷹山の義父)から11代藩主・上杉斉定までが宝形造りと時代により建て方に変化があります。
 樹齢400年を越す老杉に囲まれ、厳粛な空気に満たされている御廟所は、大名の墓所の代表例として国の重要史跡に指定されています。

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宮坂考古館
宮坂考古館
上杉景勝、直江兼続、前田慶次の甲冑を展示しています。
 宮坂考古館は、故・宮坂善助氏が一生涯をかけて収集した、米沢・置賜地方の貴重な資料・文化財約700点を収蔵・展示している博物館です。
 館内には、直江兼続が長谷堂の合戦で着用したといわれる甲冑「浅葱糸威錆色塗切付札二枚胴具足(県指定文化財)」、上杉討伐で北上した徳川家康を迎え撃つため白川へ出陣した際に上杉景勝が着用したといわれる甲冑「浅葱糸威黒皺韋包板物二枚胴具足(県指定文化財)」、前田慶次郎が所用したといわれる甲冑「朱漆塗紫糸素懸威五枚胴具足南蛮笠式」などのほか、米沢藩に伝わる甲冑や火縄銃、槍など数々の上杉家に関する貴重な文化財が展示されています。
宮坂考古館
春日山林泉寺1
林泉寺山門 春日山林泉寺・仙桃院の墓
上杉景勝の母・仙桃院の墓 春日山林泉寺・菊姫の墓
上杉景勝の正室・菊姫の墓
景勝の母仙桃院と正室菊姫のお墓があります。
 林泉寺は今から約500年前、長尾景虎(後の上杉謙信)の祖父長尾能景が父重景の菩提を弔うために、越後国高田に建立されました。その後、上杉家を相続した謙信によって上杉家の菩提寺となりました。
 慶長6年(1601年)、上杉景勝の米沢30万石減封によって、林泉寺も米沢に移りました。
 境内には上杉景勝の正室菊姫(武田信玄の娘)や景勝の母仙桃院、鷹山の側室お豊の方など、歴代藩主の奥方や子女の御廟のほか、直江兼続夫妻や武田信綱のお墓などがあります。
拝観時間
9:00~17:00

拝観料金
境内拝観 100円
堂内拝観 300円

※冬期間(12月1日~3月31日)は予約制となり、時間も9:00~16:00となります。また、法要等により拝観できない場合もあります。

公式サイト
曹洞宗春日山林泉寺